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モロッコ/児童労働:子ども時代を奪われた少女たち

IPSJapan2007/07/23
モロッコでは15歳未満の子どもの雇用は法律で禁じられている。しかし、わずか5歳ほどで家事奉公に雇われ、ひどい仕打ちばかりでなく性的虐待の対象となっている少女はあとを断たない。彼女らは多くの場合、教育も適切な食事も医療も与えられない‥‥。
モロッコ IPS 人権
【ラバトIPS=アミカ・バラカ、7月15日】

 モロッコでは15歳未満の子どもの雇用は法律で禁じられている。しかし、わずか5歳ほどで家事奉公に雇われ、ひどい仕打ちばかりでなく性的虐待の対象となっている少女はあとを断たない。彼女らは多くの場合、教育も適切な食事も医療も与えられない。

 カサブランカに本拠を置く「女性と子どもの権利擁護のための会」の活動家フージア・タ ウィルさんはIPSの取材に応えて「家事と子どもの世話に追われ、少女たちの子ども時代は奪われている」と言った。

 国連児童基金(ユニセフ)の支援で2001年に実施された政府の調査(現時点で最新の統計)によれば、ラバト、カサブランカなど大都市で家事使用人として働く18歳未満の少女は22,000人に上る。うち59%余が貧しく無知な家庭の出身の15歳未満だ。

 2年前に「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」が刊行した報告書も子どもの家事使用人の実態を非難している。モロッコの非農業部門の最低賃金は時給1.07ドル、労働時間は週44時間、1日10時間とされているが、調査対象の子どもの大半は、時給わずか4〜11セント、週7日無休で1日14〜18時間連続で働かされていた。報告書は、モロッコは「中東・北アフリカで児童労働の率がもっとも高く、働く子どもの就学率がサハラ以南のアフリカを除きもっとも低い国のひとつ」としている。

 さらに報告書は「警察、検察、裁判官が子ども家事使用人の虐待や強制労働に対し刑法を執行することはめったになく、両親も直接の利益のないまま娘が恥辱にさらされることを怖れて時間のかかる訴訟を求めることはほとんどない」と指摘している。

 とは言え、ひとつの前進として、モロッコ国王の姉で児童権利保護調査委員会の委員長を務めるララ・メリエム王女の支援の下、児童虐待に対する反対運動が推進されている。王女は6月末カイロで開かれた第3回児童に対する暴力に関する地域会議で暴力の犠牲者となっている児童の避難所の設置とともに、法的助力と精神的サポートの提供を発表した。また年若い家事使用人の教育について意識啓発キャンペーンが6月末から始められた。モロッコの児童労働について報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=坪沼悦子(Diplomatt)/IPS Japan浅霧勝浩

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アジア:インターネットが広める児童ポルノ
児童労働を考えるNGO・ACE
JICAモロッコ事務所
モロッコ/児童労働:子ども時代を奪われた少女たち<BR>
ラバトIPSのアミカ・バラカより、モロッコの児童労働について報告したIPS記事。(IPS Japan浅霧勝浩) 資料:Envolverde
モロッコ/児童労働:子ども時代を奪われた少女たち<BR>
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