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在日ビルマ、フィリピン人がパレード 世界人権デーに向け

黒井孝明2007/12/10
 国連が定めた12月10日の世界人権デーにあたり、ビルマ(ミャンマー)やフィリピンの在日外国人や人権活動家が9日、東京都内でパレードを行った。参加者約500人は「ASEANに人権と自由を」「ビルマの人権を忘れないで」などと声をあげ、恵比寿公園から明治公園まで歩いた。
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在日ビルマ、フィリピン人がパレード 世界人権デーに向け | <center>世界人権デーは、世界人権宣言が1948年に採択された日を記念して制定された</center>
世界人権デーは、世界人権宣言が1948年に採択された日を記念して制定された
 国連が定めた12月10日の世界人権デーにあたり、ビルマ(ミャンマー)やフィリピンの在日外国人や人権活動家が9日、東京都内でパレードを行った。参加者約500人は「ASEANに人権と自由を」「ビルマの人権を忘れないで」などと声をあげ、恵比寿公園から明治公園まで歩いた。

 出発前のスピーチで、アムネスティ・インターナショナル日本の熊澤新氏は、「これまでの出来事からビルマが人権を守らない国だとわかったと思う」と呼びかけ、ASEAN(東南アジア諸国連合)地域が一体となってビルマ軍政に圧力をかけていくことが大切であるとした。

 ヒューマンライツ・ナウの伊藤和子・事務局長は、人権活動家やジャーナリストが政治的意図によって殺害されるというフィリピンに対して、ODA(政府開発援助)で大きな影響力をもつ日本が発言していくべきであるとする。

 11月に調印されたASEAN憲章では、ビルマ問題について建設的な記述がなかったとされているが、僧侶らのデモ鎮圧の実態は国連や人権団体の調査から次第に明らかになってきている。ヒューマンライツ・ウォッチがビルマ国内とタイで100人以上から聞き取りした報告書によると、ラングーン市内だけで20人の死者が確認されている。ビルマ政府の発表の2倍にあたり、実際の犠牲者数はこれを上回ると推定している。

 報告書には、軍政からの襲撃の様子が証言となって収録されている。ある僧院では、夜中、兵士たちがトラックで扉を突き破り、催涙ガスと自動小銃を発射。翌朝、230人の僧侶のうち約100人の姿が消えていた。お金や宝石もなくなっていたという。デモの様子や兵士たちからの警告、トラックに押し込まれる様子などが書かれている。

在日ビルマ、フィリピン人がパレード 世界人権デーに向け | <center>旧ビルマ国旗などを先頭に約500人の参加者が都内を練り歩いた</center>
旧ビルマ国旗などを先頭に約500人の参加者が都内を練り歩いた
 フィリピンは、IPSニュースによればグロリア・アロヨ大統領の就任以来、ジャーナリストや人権活動家への「超法規的処刑」が多発しているという。アロヨ政権下で約800人が殺害され、うちジャーナリストの死亡は31人に達し、アムネスティなど人権団体は非難の声を繰り返しあげている。

 日本の対フィリピンODA額はインドネシア、中国、インドに次ぐ第4位で、無償資金協力は2005年までの累計で約2500億円。外務省資料によれば「日本はフィリピンにとって最大のドナー国」である。
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