筆者はイギリスの核兵器を無くす運動「ファスレーン365」日本実行委員会の1人だ。その代表者である佐賀大学の豊島耕一教授から昨年夏の日本チームの英国での活躍の様子を他の3人と一緒に聞く事が出来た。
左:貞子の折りヅルは「祈りのツル」から「行動するツル」へ。ファスレーン基地の前に折りヅルを並べ封鎖する日本チームメンバー。右:成功したバンブー・ブロック。日本から持参した竹の中に手を入れて固定し切断できないようにし基地を封鎖した(07年7月25日、アダム・コンウェイ氏撮影・提供)。
イギリスから核を廃絶するための世界市民の共同行動「ファスレーン365」は、2006年10月から1年間、スコットランドの核兵器基地で行われた。これに日本からも参加するため、長崎の被爆者を含む日本の市民12名が現地に赴き、7月25日に平和的な基地封鎖を実施した。この際、基地前の原爆パネル展、折り鶴や竹筒を使った封鎖など、多くのドラマがあった。また現地メディアも好意的に大きく取り上げた。
YouTubeのダイジェスト映像を「ファスレーン365」日本のブログで見ることができる。
参照:
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ファスレーン365
豊島教授の書いた報告記事は雑誌[世界]の1月号に出ていると聞いていたので事前に読もうと書店を捜したが見つからなかった。
岩波は買い取り制なのでこの時期になると書店ではあまり手に入れにくいようだ。
※雑誌「世界」は2月号が出て、岩波からOKが出たので「ファスレーン365」日本のブログに全記事が掲載されている(下記参照から)。
参照:
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「世界」1月号掲載の文章を全文転載します(ファスレーン365)
以下、教授に聞いた話と頂いた記事を中心に書く。
この長崎の被爆者を含む日本チームの活躍は、地元の全ての新聞が取り上げ、被爆者のプロフィールを紹介した新聞もあった。
この運動は世論を大きく動かしイギリス世論の6割は核兵器を装備したトライデント原潜4隻の更新に反対となっている。ファスレーン基地のあるスコットランドでは7−8割が反対であり、州政府自体が反核の立場をとるようになり、核兵器の保守の為に必要なスコットランドとロンドン間の輸送を禁止する法律などの制定も検討している。
去年の春のトライデント継続の議決に反対して辞職した閣僚(ナイジェル・グリフィス氏)まで出た。
この時に筆者は、英国の全議員に反対投票を依頼するメールを送り、メールや手紙で返信を送ってくれた人もいた。中には日本の広島長崎の被爆者の事を考えて反対投票をしたという嬉しいメールもあった。
参照:
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イギリスの良心達へ(大津留公彦のブログ2)
1年間の「ファスレーン365」の運動はとりあえず終わったが、イギリスの核兵器を無くす運動はこれからだ。
市民も警察もジェントルでとにかく楽しくやっているイギリス人のこの運動スタイルには感心する。イギリスが非核の国になった後は日本を非核の国にしたいと本気で思うこの正月だ。