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【バンガロールIPS=ケヤ・アチャルヤ、7月21日】 ナルサマさんは「ダリット」と呼ばれるインドのカースト制度の最下層に属する女性17人で作っている「コミュニティ・メディア・トラスト」(CMT)の一員だ。CMTを傘下におさめているデッカン開発協会(DDS)のP.V.サティーシュは「CMTは、カーストやジェンダー、経済的地位などの点で不利な立場に立たされている女性の、攻撃的な市場のグローバル化に対するひとつの反応なのです」と話す。 DDSは、アンドラ・プラデシュ州の女性5000人を支援して、サンガス(sanghas)と呼ばれる村単位での集団を組織させた。サンガスは、地元産の作物を生産したり、地域銀行を設立して余剰の作物を買い別の場所で売る、あるいは凶作の際には最貧層に分配したりするなどの活動を行っている。CMTをつくろうとのアイディアは、地域の遺伝子銀行の活動を記録することで、他のダリットとの交流を図ろうとの女性たちの希望の中から生まれてきた。 かつて国有テレビで働いた経験もあるサティーシュが講師となり、1999年から、女性たちは「テレビの作法」を学び始めた。訓練は、月に4日、7ヶ月にわたって行われた。おもにビデオカメラの使い方を勉強するのだが、最初は高価なカメラにおっかなびっくりだったという。 CMTはこれまでに、遺伝子組み換え作物の問題点、水、生物多様性、農業手法などをテーマにした映画を100本ほど撮っている。中には全国テレビで放映されたものもある。遺伝子組み換え作物の問題を取り扱った最新作は、ボンで今年5月に開かれた生物多様性条約の会議においても上映されている。 映画を通じて「最下層」の農民女性が自らをエンパワーしていく試みについて、インドから報告する。(原文へ)翻訳/サマリー=山口響/武原真一(IPS Japan ) IPS関連ヘッドラインサマリー: インド:ダリットの雇用割り当てをめぐる攻防 津波に関係なく、差別に苦しむダリット ドイツ・移民エンパワー/多文化共生:移住先で共に絵を描く女性 【IPS JAPAN/JANJANニュース】 |