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グルジア:挑発された武力侵略

IPSJapan2008/08/21
グルジアの首都トビリシの非政府機関「平和開発アカデミー」のG.カクリア代表は「オセチア軍がグルジアの村への攻撃を続けたためグルジア軍はやむなく進攻した」とIPSの取材に応じて語った。
欧州 戦争 IPS
【モスクワIPS=ケスター・ケン・クロメガー、8月13日】

 2003年に「バラ革命」を成功させて賞賛されたグルジアのサーカシヴィリ大統領が、今では南オセチアへの軍事攻撃を命じたとして世界的な非難を浴びている。多くの被害をもたらした武力衝突は、南オセチアのグルジアへの統合を難しくするだろうが、ロシアに挑発された危機という見方もある。

 グルジアの首都トビリシの非政府機関「平和開発アカデミー」のG.カクリア代表は「オセチア軍がグルジアの村への攻撃を続けたためグルジア軍はやむなく進攻した」とIPSの取材に応じて語った。南オセチアに駐留するロシア平和維持軍はグルジアの協力要請を無視した。

 同代表によると、ロシアはグルジアの北大西洋条約機構(NATO)加盟を阻止し、NATOをロシア国境に置きたくない意向であり、米国は石油と天然ガスの輸送、イラン攻撃に備えた米軍基地および関連施設の建設を目的にグルジアへの接近を求めている。

 グルジアはアジアから欧州への石油パイプラインを設置できる位置にあり、この地域への影響力を競う米国とロシアの抗争の中心地だ。現在ロシアとは1991年のソ連崩壊以来グルジアからの離脱を図っているアブハジアと南オセチアをめぐり緊張関係にある。

 ロシア議会は今年初めに全会一致でアブハジアと南オセチアの独立を認める決議を採択した。ロシアの軍事行動は南オセチアに展開するロシア平和維持軍の殺害に反応したもので、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、国連憲章第51条に則しているという。

 トビリシのコーカサス平和民主主義開発研究所のT. トケシェラシビリ氏は、「グルジアは公然とロシアの軍事力に侵略されてきた。民主主義を求めたために罰せられている」と語った。

 クレムリンでのサルコジ仏大統領との会談でロシアのメドヴェージェフ大統領は、「南オセチアでの活動はロシア平和維持軍救済という目的を達成したので終了した」と述べ、「危機を脱するにはグルジア軍の撤退、和平協定の作成と調印が必須である」とした。グルジア情勢について報告する。(原文へ

翻訳/サマリー=加藤律子(Diplomatt)/(IPS Japan 武原真一)

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グルジア:挑発された武力侵略
モスクワIPSのケスター・ケン・クロメガーより、グルジア情勢について報告したIPS記事。(IPS Japan武原真一)資料:Envolverde

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