このほど縁があってアルジェリア民主共和国の建国記念を祝うレセプションに出席した。
アルジェリアはアフリカ北部に位置し、首都はアルジェ。隣国のチュニジア、モロッコなどとともに「マグレブ3国」と呼ばれる。東にチュニジア、リビア、南東にニジェール、南西にマリ、モーリタニア、西にモロッコと国境を接し、北は地中海に面している。
この国は、日本人にはあまり馴染みはないかも知れないが、アフリカ諸国やアラブ諸国の中心的存在の一つ。古くから石油や鉱物資源で日本とのつながりも深い。
左から2番目と3番目がケトランジ大使閣下夫妻、右端にはブーテフリカ大統領の写真も置いてあった。
六本木のミッドタウンにある、リッツカールトンホテルのグランド・ボール・ルームで開かれたレセプションには、アルジェリアの駐日全権大使、シド・アリ・ケトランジ閣下夫妻から招待を受けた、およそ400名の各界の人たちが集まった。
ほぼ定刻に会場に着くと、入口ですでに200人を超える招待客が列を作っている。はるか遠くには、ひとりひとりに丁寧に挨拶をするケトランジ閣下夫妻の姿も見える。その横には日本の総合商社や、ODA関連の企業、そして、アラブ諸国の駐日大使から届いたフラワースタンドがずらりと一列に並んでいる。その前に立つだけでもなんだかセレブな気分になってくる。
大使閣下夫妻に挨拶を済ませ、会場内に入ると、すでに大勢の人がグラスを片手にそれぞれ楽しそうに談笑をしている。特に女性の洋服は、きらびやかなパーティドレスや、その国の伝統的な民族衣装、和服など様々で、出席者の目を楽しませている。会場内にはアルジェリア国内の観光地の映像が大きなスクリーンに映し出されている。
ガラステーブル上にきれいに並べられたお洒落なデザート
招待客の中には、各国外交団の大使や公使に交じり、衆議院議員の小池百合子前環境大臣や、ファッション・デザイナーのコシノジュンコさんもいて、意外な人とアルジェリアとのつながりを知ることにもなった。
さすがはリッツ・カールトン、中央に置かれた大きなガラスのテーブルに、前菜からデザートまでのお洒落な料理が所狭しときれいな器に盛りつけられて並ぶ。そのテーブルを挟んで反対側には、アルジェリアの伝統料理の数々や、デーツ(ナツメヤシ)の砂糖漬けをはじめとするアラブの代表的なスイーツがいくつも置いてある。また、普段はあまりお目にかかることのない、アルジェリア産のワインも振る舞われていた。
会場内のいたるところで歓声が上がったかと思えば、握手をしたり、名刺を交換する様子も多く目にする。こういったレセプションをきっかけに外国の人との知り合いの輪が広がっていくし、日本人同士もアルジェリアに何らかの関係のある者同士で新たな横のつながりもできてくる。
アルジェリア産のワイン、これがまた美味い!
このレセプションの良いところの一つは、初めて顔を合わす出席者同士が十分に語り合える時間があるという点なのかも知れない。どこかの国の宴会のように美味しそうな料理を目の前に、聞きたくもないスピーチが延々と続くといったこともない。
午後6時半から始まったレセプションはその後も粛々と続く。楽しい時間があっという間に過ぎていった。ふと時計を見ると午後8時半を回っていた。その頃から、誰かが終了を宣言することもなく、もちろん、終わりの挨拶や、三本締めや、万歳三唱や乾杯の音頭もなく、スーッと招待客たちが帰り始めた。
始まりもスマートなアルジェリアの建国を祝うレセプション、終わりも実にスマートだった。お洒落でセレブなムードの中にも、多くの人との出会いや感動など、数多くの収穫があった。あっという間の夢のような2時間が終わった。北アフリカのとっても素敵なこの国を無性に訪れてみたくなったのは私だけだろうか。
(下の写真はクリックで拡大します)
小池前環境大臣も出席者と気軽に記念写真に入っていた。
|
アラブのスイーツの数々、日本でいうと、さしずめ和菓子といったところか。これがまた美味しい。
|
女性の華やかな民族衣装が映える。アフリカ南部の国、ジンバブエのコンバーバッハ大使閣下夫妻と関係者
|